古紙再資源化事業

新聞用紙、段ボール、トイレットペーパー等の原料となる古紙の取扱いを中心に紙のリサイクルを通して循環型社会の形成に貢献しています。
古紙リサイクルの意義
紙の原料はすべて木材(パルプ用材)です。
不要になった紙を安易にごみにすることは、貴重な森林資源を浪費することにつながります。
視点を変えれば、古紙は国内で発生する貴重な資源であり、製紙原料の安定確保のためにリサイクルは重要です。
紙のリサイクルは、一度使われた紙(古紙)を繰り返し使うことで資源の有効利用になり、新たに投入される木材(パルプ用材)の量を抑制することで、森林資源の持続可能な利用に貢献します。
また、紙のリサイクルは、廃棄物として処理される紙の量を削減し、廃棄物減量化に貢献します。
日本では、古紙回収の仕組みが確立し、循環型社会の形成に大きく貢献しています。紙をごみとして捨ててしまう前に、まず、リサイクルを考えましょう。
古紙回収率・利用率の推移グラフ
古紙リサイクルの流れ
古紙分別が必要な理由
古紙にはいくつかの種類があり、一般的によく目にするものとして、新聞、段ボール、雑誌、雑がみ、飲料用パックなどがあります。
これらの古紙をリサイクルするために大切なことは、種類ごとに分別して排出することです。
その理由は、古紙はその品質や特徴に応じてそれぞれ異なる紙の原料に使われるからです。
例えば、新聞は新聞用紙やコピー用紙を作る原料に使われています。また、雑誌は菓子箱や書籍、段ボール箱を作る原料に使われています。
主な古紙の種類と主な紙製品の例
禁忌品
古紙をリサイクルするときに大切なことは、古紙を種類ごとに分別することの他に禁忌品を混ぜないようにすることです。
その理由は、禁忌品が混ざると生産工程での機械トラブルや不良品の原因になるからです。
禁忌品が古紙に混ざらないようにしましょう。
主な禁忌品の例
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食品残渣のついた紙
ピザ・ケーキなどの食品を
直接包装した容器 -
箔押しされた紙
金銀の折り紙など
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圧着はがき
公共料金の請求書
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防水加工された紙
紙コップ、紙皿
紙製のカップ麺容器など -
カーボン紙
ノーカーボン紙宅配便の伝票など
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印画紙
写真
カバンや靴などの詰物
カバンの緩衝材
昇華転写紙
アイロンプリント紙
感熱性発砲紙(立体コピー紙)
点字印刷物
臭いの付いた紙
石鹸や柔軟剤の包装箱